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八里左岸

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「八里区」はその昔、漁業資源の豊かな原住民の町として栄えていました。その後は対岸の淡水河口が貿易港として急速に発展を遂げ、その影響を受け漁業港としてはすっかり衰退してしまいました。現在は淡水の賑わいとは対照的な静けさのなかに、ノスタルジックな街並みを体験できます。そういった意味で八里は穴場的な観光スポットとして新たに注目を浴びています。

「八里」には全長4キロのサイクリングコースがあります。レンタル自転車に乗って風景を楽しみながら「八里波止場」や台湾原住民の「十三行博物館」の観光スポットを訪れてみてはいかがでしょう。

「挖仔尾マングローブ生態保護区」では、マングローブ、ヒルガオ、蘆葦(アシ)などの河口植物、さらに潮が引いた際にはムツゴロウ、サワガニなどの生き物を見ることができます。またここは野鳥や渡り鳥が生息し、とくに秋から冬にかけてバードウォッチングが楽しめます。

「老榕碉堡」と呼ばれるスポットは、かつては軍事要塞の目的のため植樹されたガジュマルが生い茂る場所で、今日では、公園として人々に愛される憩いの場所となっています。また風光明媚な淡水河のほとりの「左岸公園」はサイクリングに最適なスポットですし、祝日やウィークエンドにアウトドアライブを観賞できる「左岸劇場」、遥か遠くを見渡せる「左岸会館」、台湾原住民の貴重な歴史を見学できる「十三行博物館」などもお勧めです。このほか、渡し舟の船着場あたりの屋台も人気のスポットです。様々な台湾の伝統的な軽食やおやつが楽しめます。

ここ数年、「八里左岸」にオープンカフェや公園、遊歩道が続々と増え、グルメと散策を楽しめるデートスポットとしてもてはやされるようになっています。みなさんもここで散歩がてらにカフェや屋台を覘いてみてはいかがですか?

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