谷関は台中市和平区博愛里にある渓谷です。標高800メートルで、大甲渓に密接している典型的な渓谷です。その谷から眺められるのは中横公路だけで、そこを通り抜けなければどこへも行けず、まるで関所のようなことからその名がつきました。谷関は東西横貫公路へのアクセス口で、中横ルートの重要な中継点にもなっております。山菜、温泉はことに有名です。
谷関地区の温泉は1907年に現地に暮らすタイヤル族によって発見されました。泉質が良好なことで内外に知られ、日本統治時代にはすでにその名は知れ渡っていました。ここの温泉は良質の炭酸泉で、水温は約48度前後です。温泉客を迎えるための宿泊設備も完備されています。
このほか、神木谷仮期飯店の敷地内には樹齢千年といわれる五葉松の神木が植わっており、谷関ならではの自然景観も目を楽しませてくれます。周辺を流れる川の水は澄み切り木々が鬱蒼と生えているため、キャンプや水遊び、川釣りなどに最適です。沿線の景色は優美で観光スポットも多数あります。毎年春と秋は行楽の季節で、春は桜が、秋には色鮮やかな紅葉が目を楽しませてくれます。温泉につかり、山の美しい景色を観賞し、谷関名物のマス料理を味わいます。まさに人生最大の贅沢です。竜谷天然楽園と呼ばれる公園には、80メートルの高さから流れ落ちる国内有数の「竜谷の大滝」もあります。轟々と音を立てて打つ様子は壮観で、まるで幻想の世界を彷彿させます。