歷史文化
台湾八大景のひとつである八仙山の山麓の台中県和平郷に位置します。日本統治時代の明治40年(1907)に、源泉が発見され、やがて温泉宿などが軒を連ねる温泉街として知られるようになりました。この谷関温泉は、昔は『明治温泉』、『生男湯』などとも呼ばれました。その由来は、明治天皇がこの地を行幸された際にここの温泉に浸かられ、帰国ののちに間もなく皇后が男児を懐妊されたことにあると伝えられています。
源泉の水温は、摂氏60度を越え、泉質はPh7.6の弱アルカリ性炭酸泉で、飲用入浴共に可能です。主成分の炭酸ナトリウムが27ppm/cc含まれています。また有機たんぱく質を含むため、白濁した滑らかな泉質が特徴となっています。谷関温泉の源泉は二ヶ所あり、ひとつは旧旅社区の渓谷の旧吊橋の下方にあり、簡素な外観の温泉宿などが軒を連ねる温泉街として知られています。もうひとつは渓流の上流にあり、旧吊橋から徒歩30分ほどのところにあります。道中は渓谷の美しい風景が楽しめます。
特色紹介
谷関は地勢が険しく、絶壁が谷関温泉地に切り立つように高く険しくそびえ立っています。山麓から流れる水が山岩を貫けて湧きだし、その水は年中絶えることはありません。谷関温泉の泉質は炭酸泉で、硫化物と塩分を含みます。大量に含まれる硫化物のため、特有の刺激臭があります。しかしながら北部大屯山系の硫黄泉とは異なり、飲用も可能です。水温は約48℃で、泉水は透き通っていて、肌に優しい泉質です。そのためこの温泉郷は多くの観光客に好まれ、現在ではスパスタイル、日本庭園式、松林渓流河畔の温泉館など、さまざまな趣の異なる温泉館が経営されています。
泉質
炭酸水素ナトリウム泉
アルカリ性炭酸水素ナトリウム泉
交通手段の情報
公共機関ご利用の場合
優待情報