中山楼は築40年のすでに歴史的遺跡として扱われている建物です。以前は団体・グループしか見学の申し込みをすることができませんでしたが、現在では一般でも見学可能となりました。月曜から金曜、午前(09:30、10:00)と午後(1:30、3:00)2回ずつガイドによる案内が行なわれます。あらかじめ予約するも必要なく、陽明山へ出かけたついでに中山楼見学も可能となりました。
陽明山国家公園区内にある中山楼は、国父記念館の所轄する機関の一つです。今は亡き蒋介石が総統であったとき、孫文誕生100年記念に立てられたものです。外見は中国の伝統的な建築様式で建てられており、その偉容を誇ったすばらしい門構え、庭、柱などはまさに中国の伝統宮殿建築美術を表現していると言ってよいです。歴史的記念価値に値する建築物です。
中山楼はこれまで国民大会の集会場として使用されてきた以外に、現在でも政府、民間企業、芸術文化および学問技術などの団体に貸し出されています。中には1,800席もある大会議ホール、また2,000人を収容できるレストラン、いくつかの大会議室などがあります。